2008-02-22

ぼくには数字が風景に見える

ぼくには数字が風景に見える
ダニエル・タメット
古屋美登里=訳


アスペルガー症候群,サヴァン症候群でしかも数字の羅列が美しい風景に見えるという不思議な共感覚をもつ著者が自分の半生を綴った本です.11は人なつっこく,5は騒々しく見えるそうです.また,綺麗に同じ大きさで書かれた数字やアルファベットにはとても違和感をおぼえます.


この本を読むまで,サヴァン症候群というのは名前しか知りませんでした.
その前に,自閉症の人に対して私は昔からなぜか分かりませんが,抵抗を持っていました.
関連の本を読むのも,テレビや映画を見るのもあまり好きではありませんでした.
でも,この本を読んで何かが変わった気がします.(何が変わったかは具体的に分かりませんが)
「人」を大切にすること.「自分は自分」であるということを教わった気がします.

著者がNYで人気のトーク番組に行くとき,一緒に暮らしているニールが著者に言った「いつもの自分でいるんだよ」というコトバがとても印象に残っています.

またこの本のなかで興味深かったのは言語共感覚です.
言語共感覚とは,簡単に言ってしまうと視覚パターンと言葉の音の構造のつながりのことでオノマトペアもその一つらしいです.
ある言葉から得られる印象というのはどの人も大体同じであるというものでこれは何かにつかえそうな感じ…

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